近藤サトのグレイヘアはすてき

いつまでも若髪にこだわる女は痛い女なの


近藤サトさんのグレイヘアを
きっかけに、中年女性の
白髪受け入れor若見せ死守が
話題になっています。



グレイヘアとは、白髪を
生かした大人のおしゃれな
ヘアスタイルのこと。


まさに現在の近藤サトさんの
ようなヘアなのですが、

さらに30代40代の女性の方々に
イメージしてもらいやすいと
思うのが、映画『プラダを着た悪魔』の
ときのメリル・ストリープです。


彼女の場合は顔立ちもあって
知的でカッコいい感じでしたが、
かわいらしいグレイヘアも
あります。


しかし、いずれにしても
大人っぽい。


なぜならそれは、
白髪だからです。



美容アイテムなどの進化に
よって、今では30代後半、
40代でも見た目の印象が
20代という、奇跡の
女性も少なくありません。


でもグレイヘアの場合、
どれだけ肌にハリツヤが
あろうとも、決して20代には
見せない成熟と貫禄があります。



そして、近藤サトさんに
対して大きくなっている
「年齢に抗わない生き方って
素敵」「年相応で似合う」と
いう世間の声に比例して、

白髪を気にして定期的に
白髪染をしている派のも
やもやが大きくなってきています。


「自然現象を受け入れられない
自分たちはみっともないのか」
「若作りしている痛い女なのか」と。


そして「50歳で白髪は
年相応なのか」と。



グレイヘアはすてきです。

なぜなら、白髪のすてきな
ヘアスタイルのことを
グレイヘアというからです。


耳新しい言葉なので、
グレイヘアが白髪頭を
すてきに言い換えた言葉だと
思っている人も多いようですが、
すてきじゃない

白髪のヘアスタイルも
あるのです。



近藤サトさんにしても、
今は白髪の量が増えて
絶妙ですが、数年前、

フジテレビで放送された
局アナ同窓会みたいな
番組に出演していたとき
には黒髪にまばらに白髪が
入っている状態で、

グレイヘアではあり
ませんでした。


当時、その番組を見た
同世代は、「世捨て人感が
満載で、なんであの番組の
出演をOKしたのか謎だった」

「久しぶりに見たらぐっと
老けていて、正直怖かった」

「私はこれでもイケてると
思ってるんだろうなって思った。


相変わらず気の強い女だなぁと」と
いう感想をもったものです。



今の近藤サトさんはグレイヘアだし、
ご本人にとっても似合っているから
よいけれど、まばらに生えた
白髪をそのままにしていたら
どう見えるのか、というと、

「老けてみえる」「貧相に見える」
「生活に苦労してそうに見える」
「がさつにみえる」「人生に疲れて
いるようにみえる」「不幸にみえる」と、
ひとつもいいことありません。


近藤サトさんほどの美貌を
もってしても、です。


グレイヘアへの道は険しい

まばらな白髪を一般人が
美しくみせるのは、

そうとう無理な頑張りを
しなければいけません。


筆者の知人は、微妙な数にも
関わらず、やたらと主張が
強い白髪の分量を増やすべく、

わざわざ黒い髪の毛を部分的に
何度も脱色して白色に染め、
バランスを取っていました。


それくらいやらないと、
グレイヘアにはならないのです。

これはもう、もはや「自然体」
でもなんでもありません。

むしろおしゃれです。



ちょっとおしゃれに気を遣い、
身ぎれいにしようとすると、

「もういい年のオバさんのくせに
若作りしちゃって」などと
批判されがちですが、

世間で白髪を褒められている
人たちが、何もせずの自然体で
きれいなわけでも、

美しくあることを放棄して
いるわけではないんです。

そうとうやっています。



そして、グレイヘアを選択する人は、
若さと潔く決別している的な
解釈をされたりもしていますが、

彼女たちは別に、若さを追及して
いないわけでもありません。



グレイヘアにはツヤが
必須です。

そしてツヤは、若さを司る
ものです。

つまりですね、白髪を放置して
いることは自然体とはいえますが、

それがすてきなわけじゃないと
いうことです。


グレイヘアにする、つまり、
あるもの（生えてきたもの）を
有効活用できてることは賢いですが
（だって、せっかくきれいに生えて
るのなら、利用しないのはもったい
ないですものね）。


近藤サトさんが白髪ヘアで好感を
得ているのは、いつまでも若い美を
強要される女性のレジスタンスと
いう文脈でとらえられがちですが、

もっと単純に、似合ってる
からです。


白髪を受け入れてきれいに
見せるのも、白髪を染めてきれいに
見せるのも、根本にある思いは
同じだと思います。


それは「自分が楽しく、
気持ちよく残りの人生を
生きられること」です。



年齢に抗うのも受け入れるのも、
年相応なのも年齢不詳なのも、
本人がよければ、

メリットデメリットは
どっちもどっちです。


筆者は、白髪が早く束に
なって生えてくれないかなぁと
思いながら染めている派です。

みなさんはどうでしょうか。


＜ネタリカ　Suits-woman.jp＞より引用